2024.5.11森づくり始動!
活動報告
2024年5月17日
舞台は、朽木生杉のショウブ谷。10年ほど前に伐採されたスギ人工林皆伐跡地です。
伐採後10年が経過してもシカの食害等により森林再生が滞り、イワヒメワラビが蔓延っています。
この谷のほんの一角(周囲100m)を獣害柵で囲い、植樹を試みます。
周辺に広がる広葉樹林を再現したいだけなのに、これがまた難しい!お隣の森をそのまま真似て植えたって、成林しないのです。森は多様な生き物のネットワークが複雑にからみあって成り立っていて、人の手で簡単に再生できるものではないということを身に沁みて感じます。
今日は総勢16名、いつもタネプロを心の片隅に置いてくださっている会員の方々に加え、滋賀森林インストラクター会から9名の皆さまのご協力がありました。
植樹地の植生調査を実施してから、まずは、木の育つ環境づくり、ということで、先駆種を中心に23本余りを植樹しました。
ヌルデ、カラスザンショウ、タニウツギなんかを、あえて植えます(笑
最初、痩せた地でもゴリゴリいけそうな樹種に頑張っていただいて日陰を作ってもらい、その後、木々が協力し合って他の樹種と関係を築いていけるように時間をかけて植樹していきます。
素人ながら色々考えてとりあえずやってみる。失敗も成功も、記録を残すことで成果となります。