活動指針
(1)地域性苗木の育苗 ー地域の森づくりは地域のタネからー
- 在来の地域性系統の遺伝子を守るため、自生種の実生苗、挿し木苗、山取り苗のみを取り扱う。
- 可能な限り自然に忠実な配植を実現するため、すこぶる多様な樹種の育苗に挑戦する。
(2)地域の山への植樹、育樹 ー森を生態系として観るー
- 短期的な効率、目先の経済的利益にとらわれず、自然の仕組みに忠実な配植を追求する。
- 生物多様性を基軸に造林計画を立てる。
- 植樹木の生育を観察し、必要に応じて除草、獣害・雪害対策などを行う。
(3)地域の森林調査 ―山の現状を把握し発信する―
- 植樹試験地の環境、植生の変化や獣害の程度を定期的に調査しデータをとる。
- 地域性苗木を用いた森づくりの一例として調査、記録し、各地の森づくりにおいて貢献できるようなデータを残す。
- 山の現状を広く発信し、生態系を無視した伐採や森林利用を見直すきっかけを作る。